生成AIとChatGPTの違いとは? ビジネスへの活用方法も紹介

 2024.04.11  2024.05.21

ChatGPTなどのAIサービスについて調べていると、「生成AI」という言葉を頻繁に目にする機会があります。この生成AIとはどのような特徴を持ち、ChatGPTとの関係はいかなるものなのでしょうか。本記事では、生成AIとChatGPTの違いをはじめ、生成AIをビジネスに活用する方法について解説します。

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生成AI(ジェネレーティブAI)とは何か

まずは生成AIとはどういったAIを指すのか、注目を集めているChatGPTやその他のAIサービスとの関係も含めて解説します。

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生成AIとは学習済データから新たなデータや情報を作るAIのこと

生成AIとは、機械学習をしたデータを基に新しいデータやコンテンツを生み出す人工知能です。一般的にAIは、データベース内の既存の情報から最適な答えを提供しますが、生成AIはそれに留まらず、学習によって得られた知見を基に新たなデータやコンテンツを「生成」します。

生成AIは、テキストだけでなく、画像や音楽、映像の作成・編集などにも対応可能です。そこで生成AIの活用は、クリエイティブな現場でも広がりつつあります。

生成AIと「ChatGPT」の違い

生成AIを用いたサービスは多岐にわたりますが、その中でも特に有名かつ先進的なもののひとつが「ChatGPT」です。ChatGPTは、OpenAI社によって開発されたAIチャットサービスで、大規模言語モデル(LLM)をベースにした生成AIです。

ChatGPTは、ユーザーの問いかけや要望に対して、インターネット上で収集した学習データを基に、適切な回答や新たな文書を生成する機能を持ちます。その用途は、質問に対する情報提供をはじめ、メールや資料の作成・要約、外国語の翻訳、アイデア出しのサポート、コーディングまで多種多様です。

このようにChatGPTは、数ある生成AIの中でも特に言語面の機能に特化したサービスです。

ChatGPT以外の生成AIチャットサービス

先述の通り、生成AIを利用したサービスにはChatGPT以外にもさまざまなものがあります。

たとえば、Microsoft社はWindows 11やMicrosoft 365に「Copilot」という対話型の生成AIを搭載しています。Copilotはネット検索やOfficeソフトの利用をサポートしてくれます。

そのほかにも、Google版のChatGPTとも言えるテキストベースの生成AI「Google Gemini」や、ChatGPTの開発元でもあるOpenAIが提供する画像生成AI「DALL・E/DALL・E2」など、次々と新たな生成AIが登場しています。

また、ChatGPTと同じようなテキストベースの生成AIでも、機械学習で活用されている大規模言語モデルは多種多様です。たとえばChatGPTで使われているのは「GPT-4」というモデルですが、ほかにもGoogleの「PaLM2」や「LaMDA2」、Metaの「LLaMa2」、Anthropicの「Claude 2.1」、スタンフォード大学の「Alpaca 7B」などが挙げられます。

生成AI「ChatGPT」の使い方

生成AIの魅力を知る上でおすすめの方法は、ChatGPTを実際に利用してみることです。ChatGPTにはアプリ版もありますが、Webブラウザでも利用できます。ここではブラウザ版での利用を前提に、ChatGPTを使い始めるための基本的な手順を解説します。

1. アカウントを作成する

2024年4月から、ChatGPTはアカウントなしでも利用できるようになりました。とはいえ、アカウントを持っていないと過去のチャット履歴が保存されないなど不便な点も多く、より便利に使うためにはアカウントの作成を推奨します。アカウント作成の方法は簡単で、以下の手順に従って進めるだけです。

ステップ1: ChatGPT公式サイトのログインページ(https://chat.openai.com/auth/login?sso)にアクセスし、「Sign up」をクリックします。

ステップ2: アカウント作成にはメールアドレスのほか、GoogleやMicrosoft、あるいはAppleのアカウントを利用可能です。希望の方法でアカウントを作成してください。

ステップ3: メールアドレスを選択した場合、登録したアドレス宛にOpenAIから認証メールが届きます。そのメールにある「Verify email address」リンクをクリックし、名前と生年月日を入力してください。Googleなどのアカウントを使用した場合は、認証メールの確認は不要です。

これでChatGPTの使用を開始する準備は完了です。なお、2024年4月現在、無料会員が利用できるのは一世代前のモデルである「GPT-3.5」のみです。最新モデルの「GPT-4」を利用するには有料会員に登録する必要があります。

2. プロンプトを入力する

アカウントを作成したら、さっそくChatGPTを利用してみましょう。AIに対して質問ないし要求をする入力文は「プロンプト」と呼ばれます。ChatGPTの場合、プロンプトはチャット画面の最下部「Massage ChatGPT...」と記載されたテキストボックスに書きます。

具体的には、テキストボックスに質問や指示を打ち込み、「送信」ボタンをクリックするか、キーボードの「Enterキー」を押すことで送信される形です。この操作によってChatGPTは入力されたプロンプトを解析し、学習データを基に回答を生成します。

3. 会話を重ねて回答の精度を高める

ChatGPTの回答精度は、プロンプトを工夫するほか、会話を重ねることでも高められます。プロンプトの入力にあたっては、以下の点を意識するのがおすすめです。

指示を明確にする: 「要約してください」「例を挙げて説明してください」など、ChatGPTに求めるアクションは曖昧さを避け、具体的に指示しましょう。

背景情報を提供する: 「重要な取引先の担当者のA部長に、納期遅延について謝罪するメールを作成してください」というように、どのような相手に向けて何のための文章を作成するのか背景や文脈も伝えると、よりニーズに沿った回答を得られます。

制約条件を設定する: 必要に応じて、特定の条件をプロンプトに加えましょう。たとえば、「300文字以内で回答してください」「中学生でも理解できるような言葉で説明してください」などの要求も可能です。

プロンプトの改善に向けたフィードバックをする: ChatGPTの回答が期待に沿わなかった場合は、「もっと簡潔に説明してください」「~という意見も含めてください」など、再度プロンプトを入力して調整しましょう。

なお、ChatGPTは同じセッション内ならユーザーとの会話内容を記憶して学習してくれますが、セッションが変わると忘れてしまうのでご注意ください。

生成AIをビジネスに活用する方法

ChatGPTのような生成AIを活用することで、さまざまな業務を効率化できます。以下では、ビジネスにおけるChatGPTの活用法をいくつか紹介します。

文章の新規作成や添削、翻訳

ChatGPTは、新しい文章の作成や、既存の文章の要約・添削、そして多言語の翻訳などが可能です。そのため、メールのドラフト作成、議事録の要約、スペルチェックや文法の修正など、日常業務におけるさまざまなテキスト処理に活用できます。
たとえばコンタクトセンターならば、顧客からの問い合わせに対応するためのテンプレート文の作成や、チャットボットとしての活用、カスタマーサポートで用いる文章の多言語翻訳など、幅広い用途が考えられます。

プログラミングの実行コードやExcel関数の作成

ChatGPTは、プログラミングコードの生成やExcel関数の作成にも利用できます。特に、使用者が多くインターネット上に情報が溢れている言語だと、高品質な出力を得やすくなります。また、既存のコードのデバッグに役立てることも可能です。

ブレインストーミングや素案の作成

ChatGPTはアイデア出しも得意です。そのため、特定のトピックについてのブレインストーミングや、企画書・提案書の骨子を素早く作成するのに役立ちます。一人で作業していても、思考が偏ったり重要なポイントを見落としたりしにくくなり、効率的にアイデアを深掘りできます。

まとめ

生成AIは、機械学習を基に、新たなデータやコンテンツを生成します。ChatGPTは生成AIの中でもテキストの生成に長けたサービスで、質疑応答をはじめ、文章の新規作成や要約・添削、翻訳からコーディングに至るまで、さまざまな用途で活用できます。今後、生成AIがさらに進化していけば、たとえば商品・サービス情報をAIに学習させ、コンタクトセンターにおける顧客対応をすべてAIに任せられるようになるのも、それほど遠い未来ではないかもしれません。

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