クラウドPBXおすすめランキング11選
個人事業主・中小/大企業向けの選び方【2026年最新】

   

この記事でわかること
  • 比較ポイント4選
  • 規模・目的別の選び方
  • おすすめサービス11選

電話業務の効率化に役立つクラウドPBXは、近年多くのサービスが登場しています。サービスによって機能や価格はさまざまなため、よく比較することが大切です。

本記事では、クラウドPBXを選ぶ際のポイントを、企業規模・導入目的の観点から詳しく紹介します。従来型PBX(オンプレミス)との比較や、中小企業から大企業・コールセンターまで幅広いニーズに対応したサービス情報もまとめていますので、導入を検討される際にはぜひ参考にしてみてください。 

【2023年最新】クラウドPBXのおすすめ5選|解決したい課題別に紹介

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クラウドPBXとは

クラウドPBXとは、従来オフィスに設置していたPBX(Private Branch Exchange/電話交換機)の機能をクラウド上に構築し、インターネット回線を通じて電話業務を行えるようにしたサービスです。

これにより、スマートフォンやPC、タブレットなどを通話端末として利用できるため、オフィスに縛られず、在宅勤務や外出先からでも内線通話や外線発着信、転送などの機能が利用可能となります。

従来のPBXのように専用機器を設置・管理する必要がなく、初期導入費用や運用コストを大幅に削減できる点も大きなメリットです。

また、電話工事が不要なため、導入までの期間も短縮できます。柔軟な働き方が求められる現代のビジネス環境において、クラウドPBXは効率的で拡張性の高い次世代の電話システムとして、多くの企業に導入が進んでいます。
クラウドPBXについてもっと知りたい場合は、以下の記事もご覧ください。

クラウドPBXの料金相場

クラウドPBXの料金相場は、一般的に初期費用が無料から10万円程度、月額費用は1,000円〜10,000円前後が目安です。ただし、これらの費用は導入規模や必要な機能、通話品質などによって変動します。

また、同時接続数やユーザー数に応じた従量課金制を採用しているサービスもあるため、契約前に料金体系をしっかり確認することが重要です。特に、通話録音や通話分析などのオプション機能を追加する場合は、月額料金が上乗せされることがあるため注意が必要です。

クラウドPBX選定の手引き
RFP作成サポートツール_クラウドPBX

  クラウドPBXの選び方と比較ポイント4選

クラウドPBXを選ぶ際には、次の4つのポイントを押さえておきましょう。事前に整理しておくことで、導入後の「こんなはずではなかった」という事態を防げます。

1. 料金とトータルコスト

カタログ上の初期費用だけで比較すると、導入後に思わぬコスト増につながることがあります。

確認すべき費用は「初期費用」「月額基本料金」「1IDあたりの追加費用」「通話料」の4種類です。特に携帯電話への発信が多い業務では、通話料が月額基本料金を上回るケースがあります。「初期費用0円」のサービスでも、通話料の差でトータルコストが逆転するケースがあることを念頭に置き、見積もりの段階で全費用の内訳を提示してくれるサービスを選びましょう。

2. 通話品質と安定性

クラウドPBXはインターネット回線を利用するため、回線環境によって音質が変わります。

混雑した回線では音声の遅延やノイズが発生することがあります。導入前に必ず無料トライアルを利用し、実際のオフィスやテレワーク環境で通話テストをしてください。顧客対応が主業務のコールセンターでは、音質の低下が顧客満足度に直結します。総務省の音質判定基準(クラスA〜D)でどの等級に該当するかも、サービス選定の客観的な指標になります。

3. 必要な機能と外部システム連携

自社業務に必要な機能が標準搭載されているか、導入前に要件を整理しておきましょう。

例えば、着信時に顧客情報をPCへ自動表示させる「CTI連携(Computer Telephony Integration:電話とコンピューターを統合する仕組み)」は、問い合わせ対応が多い業務で特に有用です。また、「1を押すと営業部、2を押すとサポート部」のように入電を自動で振り分ける「IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)」は、受付業務の自動化に役立ちます。現在利用しているCRM(顧客管理システム)との連携可否も合わせて確認してください。

さらに、AIによるリアルタイム文字起こしと自動要約(オペレーターの後処理時間削減)や、通話内容をAIが数値化するスコアリング機能(定量評価や育成支援)といった次世代機能を備えるサービスも増えています。

4. サポート体制

電話環境は業務の根幹を支えるため、障害発生時のサポート体制は重要な選定基準です。

24時間365日対応の窓口があるか、電話・チャット・メールなど複数の問い合わせ手段が用意されているかを確認しましょう。専任のIT担当者がいない中小企業では、初期設定を伴走支援するオンボーディングサポートの有無が、導入後の定着率を左右します。

【企業規模・目的別】クラウドPBXの選び方

自社の規模や導入目的によって、選ぶべきシステムのタイプは大きく変わります。

中小企業・個人事業主:コストと操作性を優先する

専任のIT担当者がいない環境では、「使いやすさ」がサービス選定の最重要条件になります。

初期費用0円から始められ、少人数(1ID〜)から契約できるサービスが適しています。例えば5名のチームで試験導入し、問題がなければ採用増員に合わせて拡張していくスモールスタートが現実的な進め方です。管理画面での設定変更が直感的にできるか、スマートフォンアプリが分かりやすいかも確認ポイントです。「マニュアルなしで操作できるか」を一つの判断基準にすると、選択肢を絞り込みやすくなります。

大企業・多拠点展開:拡張性とセキュリティを優先する

数百〜数千ユーザー規模では、将来の組織変更にも耐えられるスケーラビリティ(拡張性)が必要です。

ユーザー数や拠点数の増減に柔軟に対応できるか、ISO認証取得状況など客観的なセキュリティ基準を満たしているかを確認しましょう。また、既存のオンプレミスPBX設備を残しながら外出の多い部署だけをクラウド化する「ハイブリッド構成」に対応しているかも重要な判断基準です。全社一斉切り替えは業務停止リスクが高いため、段階的な移行が可能なサービスを選ぶと安全です。

コールセンター:業務自動化と品質管理を優先する

数十〜数百席規模のセンター運営には、AI連携を含む高度な機能セットが求められます。

全通話の自動録音、AIによるリアルタイム文字起こしと要約、管理者がオペレーターの通話をリアルタイムで確認できるモニタリング機能、CRMとのシームレスな連携——この4点が揃っているかを確認してください。これらを活用することで、「言った言わない」トラブルを防ぎ、通話後の記録作業(後処理時間)を大幅に削減できます。

従来型PBX(オンプレミス)の主要メーカーの選び方

高度なセキュリティ要件や自社専用のカスタマイズを重視する大企業では、物理機器を自社内に設置するオンプレミス型PBXも依然として有力な選択肢です。国内主要4メーカーの特徴を紹介します。価格は構成条件により大きく異なるため、各社へお問い合わせください。

NTT東日本 / NTT西日本

  • 特徴: 国内最大級の実績を持つ電話インフラの定番メーカーです。大規模ネットワーク構築への対応力が高く、高いセキュリティ機能と多拠点の一元管理に強みを持ちます。官公庁・自治体への導入実績も豊富です。

日立製作所

  • 特徴: 大型PBXの導入・保守実績が豊富なメーカーです。災害時の迅速な復旧対応やデータバックアップなど、BCP(事業継続計画)対策に強みを持ちます。

富士通

  • 特徴: オープンな技術仕様を採用しており、社内の業務システムや他社製品とのデータ連携が柔軟に行えます。NTTや日立と比べてコンパクトな規模でも導入しやすいのが特長です。

NEC

  • 特徴: 比較的手の届きやすい価格帯から展開しており、中規模企業への普及率が高いメーカーです。チャット連携やメール連携など機能の充実度と拡張性のバランスが良く、中〜大規模企業で広く採用されています。

【課題・規模別】おすすめクラウドPBX 11選 

クラウドPBXを導入する目的・規模はさまざまです。ここでは、中小企業・大企業・コールセンターの3カテゴリーに分けて、おすすめのクラウドPBXを紹介します。

※記載のサービス内容、料金等は本時点での情報をもとに記載しています。最新情報は各社の最新公式情報をご確認ください。

 

▼ 中小企業・個人事業主向け

クラコールPBX ― コスト最優先のスモールスタートに

1ユーザー月額980円から使えるコスト最優先のサービスです。

最大の特長は「6ユーザー目以降の基本料金が無料(上限4,900円)」という料金設計にあります。5名で始めたチームが10名に増えてもランニングコストが変わらないため、採用のタイミングを気にせず運用できます。初期費用0円で始められるため、将来の人員増加をにらみながら低コストで試したい事業者に向いています。

モバビジ ― 音質にこだわる中小企業・テレワーク対応に

総務省の音質判定で「クラスA」を取得した、固定電話並みの音声品質が強みのサービスです。

クラウドPBXで課題になりやすい音声品質を、外部機関の基準で担保している点が差別化ポイントです。クラウドテレコムのクラウドPBX、NTT東日本・NTT西日本の「ひかり電話」、IP電話機を組み合わせることで、スマートフォンを使って会社の外線や内線を使えるのが魅力です。グループ発信や音声ガイダンス、通話録音といった豊富な機能も利用できます。

初月の月額費用は0円。その後、月額料金はクラウドサーバー基本料が600円、クラウドサーバー利用料が1アカウントにつき600円と低コストで運用できます。

INNOVERA(イノベラ)― ITに不慣れな環境でのスタートに

マニュアル不要で使える管理画面と、1アカウントからのスモールスタートが特長のサービスです。

シンプルなスマートフォン専用アプリで個人端末をすぐに内線化でき、まず代表者1名から試して業務に合わせて広げていく使い方が可能です。「ITに詳しくないけれど、スマホで電話を受けたい」という個人事業主や立ち上げ期のチームに最適です。

03plus ― 新規拠点・固定電話番号を素早く取得したい場合に

株式会社グラントンが提供する、スマホで固定電話番号を扱えるアプリです。

固定電話番号を取得した後、アプリなどにIDを付帯させ、各IDで全国どこでも「03」から始まる電話番号を利用できます。内線や転送電話、留守電、通話録音、無料のグループ間内外線、10分間かけ放題、営業時間外の自動応答など、ビジネスフォン機能が豊富です。

初期費用・基本料金が0円でスタートできるプランのほか、初期費用5,000円で月額1,280円の月払いプランがあります。


▼ 大企業・多拠点展開向け

SmartCloud Phone ― 大規模内線環境・官公庁向けに

NTTグループが提供する、数万規模の大規模内線環境に対応したエンタープライズ向けサービスです。

NTTのキャリアグレードの通信インフラを活用しているため、高い安定性と信頼性を持ちます。マルチキャリア対応と回線の冗長化(障害時のバックアップ切り替え)にも対応しており、官公庁・自治体への導入実績も豊富です(※要確認)。

ひかりクラウドPBX ― ハイブリッド移行・光回線ユーザーに

NTT東日本・西日本が提供し、最大999内線に対応した光回線ベースの安定したサービスです。

既存の「ひかり電話」光回線をそのまま利用するため、インターネット経由のクラウドPBXと比べて通話品質が安定しやすい構成です。社内PBXを残したまま外出の多い営業部門だけをクラウド化するハイブリッド利用も得意としており、段階的な移行を望む多拠点展開企業に向いています。

Arcstar Smart PBX ― グローバル展開・BCP対策に

NTTドコモビジネスが提供するグローバル対応と段階的クラウド移行を強みとするサービスです。

既存のオンプレミスPBXと並行しながら、拠点ごとに順次クラウドへ移行できるハイブリッド構成が可能です。海外拠点との内線通話の無料化にも対応しており、国内外の拠点を一元管理したい大企業に特に向いています。スマホやタブレット、PCを内線化し、社外からの電話をどこでも直接受けられるため、BCP対策を重視している企業にもおすすめです。

新設工事費用は14,000円、月額料金は契約基本料が1契約につき5,000円、ID利用料が1IDにつき500円です。

BellCloud+ ― 多目的用途・大規模コンタクトセンターに

コンタクトセンター業界の先駆け的存在である、ベルシステム24のクラウドPBXです。

最大9,000席まで拡張可能で、企業規模を問わず利用できます。自動応答やVOC分析、感情解析など、基本的な機能から先進テクノロジーを採用した機能まで、コンタクトセンター業務の効率化を実現できる機能が実装されています。ビデオ通話やチャットなど多目的な用途に対応したい場合にも適しています。

初期費用や月額料金は、契約内容により変わります。従量課金制のほか、契約席数で決まる固定料金制もあります。

BellCloud+について詳しく知りたい方はこちらへ


▼ コールセンター向け

BIZTEL ビジネスフォン ― 業務効率化・CRM連携に

クラウド型コールセンターシステムとして2,000社超の導入実績を持つ定番サービスです(※要確認)。

IVR(自動音声応答)と稼働状況のリアルタイムモニタリング機能が標準搭載されており、SalesforceなどのメジャーなCRMとの連携にも強みを持ちます。数席規模の小規模センターから1,000席超の大規模センターまでスケールアップでき、通話録音や音声認識・テキスト化などのオプション機能が充実しているため、業務効率化につながります。

費用は契約プランに応じて異なります。内線番号数40の「ライトプラン」は初期費用20万円・月額利用料8万1,000円、内線番号数100の「スタンダード50プラン」は初期費用85万円・月額利用料35万円です。

Omnia LINK(オムニアリンク)― AI文字起こし・後処理時間削減に

AIによるリアルタイム文字起こしと通話後の自動要約を標準搭載した次世代型システムです。

全通話をリアルタイムで音声認識してテキスト化し、通話終了後は生成AIが内容を自動で要約します。オペレーターが通話後に記録を入力する後処理時間を大幅に削減できます。在宅コールセンターの品質管理にも対応しており、管理者が物理的に同席しなくても対応品質を把握できます。

MiiTel Phone(ミーテルフォン)― オペレーター育成・スコアリングに

通話内容をAIが数値化するスコアリング機能で、オペレーターの定量評価と育成を支援するサービスです。

通話の自動録音・文字起こしに加え、話すスピード、ラリー回数、ポジティブ・ネガティブ発言の割合などを自動でスコア化します。各オペレーターが自分の通話を客観的に振り返れるため、管理者の個別フィードバック工数を削減しながらスキルアップを促せます。クレーム対策だけでなく、成約率向上を目指すセールス系コールセンターにも向いています。

BellCloud+ ― 大規模センター運営・VOC分析に

コンタクトセンター業界で豊富な運営実績を持つベルシステム24が提供する、大規模センター向けクラウドPBXです。

最大9,000席まで拡張可能なため、席数の増減が激しいセンターでも柔軟に対応できます。自動応答(IVR)や通話録音といった基本機能に加え、VOC(顧客の声)分析や感情解析など、応対品質の継続的な改善を支援する先進機能を標準的に備えている点が特長です。コンタクトセンターの立ち上げから大規模運営まで一貫して対応できるため、センター運営そのものに知見を持つベンダーを求める企業に向いています。

初期費用や月額料金は契約内容により変わります。従量課金制のほか、契約席数で決まる固定料金制もあります。

BellCloud+について詳しく知りたい方はこちらへ


まとめ

クラウドPBXは、企業の規模や課題によって最適なサービスが大きく異なります。

  • 中小企業・個人事業主なら「コストと操作性」
  • 大企業・多拠点展開なら「拡張性とセキュリティ(ハイブリッド構成への対応)」
  • コールセンターなら「AI連携と業務自動化」

をそれぞれの選定軸にしましょう。また、大規模かつ高いセキュリティ要件が求められる企業には、NTTや日立、富士通、NECといった従来型PBX(オンプレミス)も選択肢になります。

まず「自社の電話業務における最大の課題は何か」を言語化してから比較に入ることで、選択肢を絞り込みやすくなります。気になるサービスが見つかったら、複数社の資料を請求して費用を比較し、無料トライアルで実際の操作感と通話品質を確かめてみてください。

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